病態ごとの輸液管理 その常識は正しいか? 岡元/和文 編

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978-4-88378-537-7

病態ごとの輸液管理 その常識は正しいか? 岡元/和文 編

(978-4-88378-537-7)

輸液管理は,重症患者を救命するための最も基本的な処置の一つです.輸液剤の選択,輸液量,投与速度は患者の病態に応じた生理学的な基本原理に基づいて行われるべきです.にもかかわらず,医学教育や臨床研修の現場では,輸液管理に関した教育や研修は少なく,多くの医師は不十分な知識のまま輸液管理を行っているのが実情です.言葉を変えれば,実際の臨床現場では輸液管理は個々の医師の好みに任されているといってもよいでしょう.このことが患者の経過や予後を左右しているのは怖いことです.このように幅広い輸液管理が行われている背景には,重症患者の病態が極めて多様であること,個々の病態に応じた理想的な輸液剤が存在しないことが一因と考えられます.例えば,出血性ショック患者への輸液剤は,血管内容量を投与量に応じて予測どおりに増加させ,かつ維持し,輸液組成は細胞外液に近似し,組織蓄積性がなく,完全に代謝また排泄され,輸液剤による副作用がなく,費用は安価で,かつ患者の予後を改善するものが理想的です(FinferSRetal:NEnglJMed369:1243-1251,2013).しかし,繰返しになりますが,理想的な輸液剤は存在しません.一方,重症患者の病態は極めて多様です.ここに,「病態ごとの輸液管理─その常識は正しいか?─」を議論し,再考してみる価値があります.例えば,出血性ショック患者に,どの輸液剤を選択するべきか,晶質液かコロイド液か,どれぐらいの輸液速度で,どれくらいの輸液量を投与するべきか,いつ輸血を開始するべきか,など議論は尽きません.本特集は,研修医などの若い先生から輸液管理が不得手な先生,ベテランの先生まで読みごたえがあるように企画しました.個々の重症患者の病態に応じて輸液管理が理解できるように適宜疑問点を挙げそれに答える形式としました.EBM(evidence-basedmedicine)のある輸液管理は極めて少ないのが現状です.質の高い論文を紹介するだけでなく,執筆者自身の考え方または日常臨床で行っている方法を具体的に記載して頂くようにお願いしました.私(編者)は,もう一つのEBM(experience-basedmedicine)も臨床の世界では極めて大切であると考えているからです.読者は,本特集を読むことで,輸液に関連した知識を再整理し,色々な考え方を知り,重症患者管理がさらに高度なものになると信じて疑いません.(「巻頭言」より)

●シリーズ名:救急・集中治療(27・9-10)
●判型:B5
●ページ数:159
●発行年月:201510
●出版社:総合医学社

●ISBNコード:978-4-88378-537-7(9784883785377)

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